現時点では、つくりたい(欲しい)革製品が思いつかない。振り返るとコインケースから名刺入れ、各種サイフ、ポーチやサコッシュ、トートバックやミニ・ボストンとミニ・ダレスバックと作って来た。だが、どれも反省点はある。
そこで、溜まった型紙をもっと改善していきたいと思った。まず、二つ折り財布をいくつか作って、少しずつ良くしていきたいと思った。
型紙改良
確か、ボックス型コインケースの方でサイズが少し小さくてインナーベースに合わなかったと思い、型紙サイズ調整した。菱きりの穴位置も現物合わせだったのをポイント地点を型紙に記載することにした。これで試しに作ってみよう。アウターは1.5mmのブラウンのクロコ型押しがあったので利用。インナーベースやカードケース、コインボックスは0.8mmヌメ革を染色することにした。
ヌメ革の染色
アウターがブラウンなので、インナーベースやカードケース、コインボックスはオリジナルのヤマブキ色で染色開始。ヌメ革は0.8mmの箸きれと残っていたA4サイズを使用。
染色してから1日乾かしてから塗り残し部分を修正、また1日置いてオイル入れ、また1日乾かして重しを乗っけて平らにする作業で終了。地味に時間がかかる。

型紙通りに切り取り&地獄の革漉き
アウターはブラウンのクロコ型押しタンニン鞣し1.5mmが残っていたのがあったので、すこしやわらかいけど芯材入れれば使えるのでこれに決定。
後は地獄の革漉き周辺はすべて斜め漉きが必要。あまりにつらく、今回革漉きピーラー購入した。刃を交換直後はすごく切れすぎて、何枚か失敗した。慣れると使えるが、気を緩めるとグサッと行ってしまう。難しいな~。刃も持ちが悪く何回か交換が必要。砥いでもうまくいかない、カミソリの刃だから交換しかないね。やっぱり、ニッピーの革漉機欲しくなる。

カードケースやコインボックスの先端も斜め漉きして、ヘリ返しすることに。かなり薄く漉かないと!!!



カードケースの組み立て
初めに、カードケース部品(台形)をカードベースに1枚づつ貼りながら縫いつけていく。口元は念を押してアクセントをつける。最後にベースの右側のヘリ返しを行ってカードケースは完了となる。今回も四段のカードを収納できる。



コインBOXの組み立て
今回はコインをボックス型にして、コイン種を選び出しやすくした。ちょっと手間だけど、つかい易いのがいいよね。ここでもしっかりヘリ返しするので革漉きも根性でがんばる。
マチを取り付け、フタとウケにはスプリングホック(中)を打ち付ける。ここでフタ側はアウターと同じ革を使って、おシャレ感を引き出す。
その後3mm内側を4mmピッチで縫い合わせる。仕上げにコバを磨いてコインボックス完了




インナーとアウターの裏うち
まず、インナー(札入れの内側)にカードケース部分とコインケース部分を貼り付けて、札入れ内側だけ(上部)両端8mmくらい開けて4mmピッチの菱穴をあけて縫い合わせる。この時カードケースとコインケースの裏面にカードなど入れられるように開けておく。
その後、インナーの裏うち用革(今回は豚革0.3mm)を45度に折り曲げてから貼り合わせ、放置状態でも開かないように遊びをつけておく。実際には中心付近に縦長の楕円形状ののりぬらない部分をつくり遊びをつけておく。
同様に、アウターにも同じ豚革0.3mmで裏うちしておく。(面倒だけどこれすると、札の出し入れがスムーズになる。

最終の組み立てとアウター周りの縫い合わせ
最後に、アウターとインナーに1mm程度の段差をつけて、のり付けして切り落とし(3mm)でそろえて切り落とす。ヘリおとしコバ磨きして、最後にアウターの外周を外側と内側にバインダーでぬいしろ線を描いて、アウターから菱うちで穴あけ印をつけて菱キリでインナーのケガキ線めがけて穴あけする。一個づつ開けて大変だが、曲がらないためにはこれが一番効果がでている。
最後に、仕上げのコバ磨きで 完了!!
やっぱり2つ折り財布は革漉きと厚い革の菱キリによる穴あけが一番の難所。もう少しインナーとアウターも漉きを入れれば良かったと反省。各部品のサイズ感は修正後は完璧。型紙はこれで完成かな?



完成!!

