ダレスバックの試作として底辺部の膨らみを持たせたトートバックを作成した。
側面を上下2ブロックにし、底面に楕円の底板をつける。持ち手も自作で頑張る。
革の切り出し
試作のため、例の黒の手持ちの革を使用して、糸も目立つ白1mmを使用した。側面下部のパーツは台形にして、底板の外周は側面長の5%減で切り出した。持ち手長さは、あまり長くしたくないので(縫うのが大変)肩掛けギリギリ可能な長さの60mmにしてみた。
A4サイズのCAD作成できるようにギリギリのサイズとなり、かろうじてタブレットが入る大きさにした。切り出し写真を忘れたので、底板の補強部分だけ。。。
持ち手の作成
持ち手は単純に2つ折りしてへりを漉いて縫い合わせだけにした。
但し、荷重は相当かかるので、持ち手の中に伸びどめテープを貼って、側面縫い付けには裏面補強とカシメ打ちをした。また、長手方向の手縫はやはりきついものがある。
2ブロック縫い付け
2ブロック部分は当初裏面を縫い合わせたが、革が硬すぎて膨らみすぎたので、急遽「変更」して単純重ね縫いとした。なのでコバ面(薄くしすぎ)の処理がイマイチとなってしまった。
裏地を縫い合わせ
裏地はシャンタンを使って、ポケットも無しのシンプルタイプ。
底面の縫い付け
今回は底面の外周が5%減で小さすぎだった。革の厚さや硬さとカーブの状態によって微妙に外周が変わるので「むづい」。結果、変形してしまった。 また、底板は柔らかめにしたので余計変形した。パイピングしても良かったかも。
まとめ
底面部分が思いの外膨らみが足りなかった。A3型紙にしてもっと極端なカーブにするのが良いと思った。
底面は平らにしたいので、底板の改良が必要。これもA3サイズ型紙に変更してもっと広くし、底板を硬化するか、パイピングで形を整えたい。
miniトートなら、持ち手は長いショルダーベルトにしても良いが、縫うのは大変。ダレスではどうでも良い。またトートなら口元にホックかマグネットつけても良いかも。口元が開いてしまっている。