つ、ついに出来上がった、久しぶりの長財布
先日(だいぶ前になるけど)藍染めして失敗し放置状態の革を使って、カード20枚収納できる長財布の試作品を作成した。それというのも、Myシスターが、カード16枚入る長財布を見せたら、もっとたくさん入って小さい財布があればいいなぁーって言ってたのが頭にあって、たまたま商品サイトみてたら目に止まったものがあった。
でも、実際使い物になるのか疑問もあったし、予約いっぱいらしいので、試しにつくって見ることにした。
画像からパーツのサイズを推定
画像から各パーツのサイズを割り出し、組み上げ手順を考えながら構造と寸法を自己流に変更。
縫い目の見栄えが嫌なとこがあったので、構造をかなり変更したので見本とは大分かけ離れた。
後は、CADで出力した紙で切り貼りしながら、縫い目ピッチに合わせサイズを微調整し、型紙ができた。
染色
風の穏やかな暖かい日を選んで、外でマチとインナー部分の革を染色。と言ってもこの時期は寒い-鼻水すすりながらでした。
アウターは先日失敗作の藍のまだら革、内部パーツは赤紫のダークっぽく(染色剤は赤2・青1の割合にダーク程度に合わせ紺を2・3滴)、マチは紺にしてアウターに合わせて紺一色、ガンプラ用スプレーでプシュー。
1日乾かすと色が薄くなったので、オイル入れとレザーコート〈艶なし)仕上剤を縫ってまた1日乾燥。
全てのパーツの切り出し
全ての切り出しを行ってから、コバ処理は今回フェニーチェ(ブルーネイビー)を使ってみた。バスコに似た感じで乾燥後ははがれにくい。水で薄めることができるがあまり薄めると革にしみ込んでしまうので適度に3度塗り。
今回はマチのサイズ感が大変で(収納時のカード差し部分との干渉)結局3度寸法変更した。
カードケースの中心線が難しく2度変更した。アウターとお札入れの内張りに0.3mmの羊革をはったが、薄くて良いのだが、ゴムのように伸びやすく、今回は何度も付けたり剥がしたりしたので、よれよれになってしまった。本番ではちゃんと0.5mm以上のインナーを使った方がよいかも?
組み上げと手縫い
最終的な設計変更も完了して、縫い糸はカードホルダー部分は強化のためビニモ#5ブラウンをダブルステッチで縫い、アウターは六花0.5mm(.23ハワイアンプリーズ)を使用し同色の明るめにした。
ファスナーが以前購入したYKK5号があったので使用したが、引手の部分は取り外しできず、中途半端な長さになってしまった。
まとめ
カード20枚なので、マチを大きくとりすぎてマチとカードケース部分が干渉。それでも大きくとりたいため2度設計変更した。マチの設計は難しい。何かコツがあるのかな?
カード20枚入れても、予想より膨らまず厚みは12mmで間に合た。ファスナーの長さ調整が失敗し最終でたわんでしまった。芯材を入れるとファスナーの取付位置の基準になるので、薄いのを貼ってもいいかも?ファスナー取付はもっと練習が必要。
以前作ったラウンドファスナー(カード16枚)長財布と比べても一回り小型化しちゃったのには驚き!やってみないとわからないものです。
以前の藍染めの完全失敗作を使ってみるたら、結構デザインとして見ればそれなりに見られる。なによりもやっぱり「藍色」はすごく深みがありながらも色鮮やかで きれい!! マチのため染色剤の「紺」とはレベルがぜんぜん違う。藍染めは水洗いや汚れが大変だけど、暖かくなったらリベンジをして、また(改良型)L字ファスナー長財布の本番チャレンジしたい。