いよいよ 念願のダレスバック製作。
アルミ板を曲げて口金作成に挑戦してみたが、曲げ角度は何とかできたが、外枠と内枠の差が4〜5mmが上下左右均等に取れず、結局出来合いを購入することにした。
革は、コンビなめし半裁が4,300円で落札できた。ただしオレンジイエロー（ヤマブキ色？）と微妙だが練習用なのでOKとした。
糸はポリエステルボンド糸５番手60m（からし色）を購入。
持ち手の作成
今回は、試作の位置付けのため、革の節約を考えてバック自体を最小にしたい。そのため持ち手も自分の手を実測し、最小妥協点を見つけて型起こしした。
以前、この時のため「持ち手作成」をブログに掲載していた手順で作成した黒の持ち手をイエローブラウンに外側だけ変更した。
口金の加工
購入した口金とその他金具がようやく到着。口金は長さ20cmと最小サイズにした。
口金錠前や持ち手部分の金具とショルダーベルト部の金具も同時購入。計７千円くらいする。。。
さて、口金金具に取り付け穴位置をケガいてから、ドリルで穴あけ。3mmネジを通すため、4mm穴にした。
口金に革を貼り付け
口金に革を0.7mmくらいに漉いてからノンテープボンドで接着し穴の位置を確認し、ポンチで穴あけ。
金具を全て仮止めしてみた。20cm口金ではちょっと小さすぎたかも。。。その割にやたらと重く感じる。
小さめの作品なら革ベルトにした方が良いかも。
持ち手を口金に仮止め
とりあえず、革で包んだ口金に金具を取り付けてみた。
底面の作成
底面はオーソドックスに縁を立ち上げて、側面に縫い付ける形にした。革の節約のため、手持ちの茶色の100均の革にした。
側面の作成
側面は、可愛いく「ポニョっとふっくら」にしたいので芯材を使って型を作ることにした。程度がわからないので「エイヤー」で作ってから検討することにした。
やっぱり最終的な口金への縫い付け部分で、「ポニョっとふっくら」感が足りなく、芯材の寸法変更と側面の縦の長さを修正して再度（側面の貼り合わせから）やり直した。芯材貼り合わせ時に湾曲させながら貼り合わせ、ボリュームを持たせる。
失敗した側面の革は、もったいないので取っておこう。（こうしてハギレがどんどん増えていってる）
側面に裏地（モミ羊皮0.3mm無地）を湾曲を保ちながら貼り合わせる。結構伸びるのでシワが出ないように引っ張りながら貼るのがポイント。
側面の革は1.5mmの硬さ中くらいだったが、1.3mmくらいでも良かったかも。これから漉くのも大変なので、次回作成時に試すことにする。
側面の縫い合わせ
側面の縫い合わせは、折り曲げがキツくなることを予想してダブルステッチで強度を持たせた。ここは縫い目が揃うと見栄えが良くなる。
底面の縫い合わせ
ここがドキドキポイントの一つで、楕円と直線の長さが一致するといいが。。。
ほぼOKレベル！ 位置調整時にゴムのりが目的部分以外に先に張り付かない様に、プラスチック系のシートを四方の角に挟んでおいて、外しながら圧着していくと上手くいく。（奥に見えてる白のプラ板）
その後は、菱目を裏まで開けて縫い合わせる、余分な部分は切り落とし。最後にフェニーチェ。
口金に縫い付け
ここで、「ポニョっとふっくら」感が足りないことに気が付き、側面の作成まで戻って、やり直した！！！
ここから続き。。。
口金側はぬいしろ6mm取って切り落とし。口金はAXに広げ、両面テープを使ってセンター併せしながら貼り合わせた。側面革の口金側寸法をピッタリにしていたので、結構ピチピチで良かったかも。
縫穴ガイド穴に合わせて、裏にコルク板をあて、菱キリで貫通していく。結構な距離なので、集中と辛抱が必要。
後は縫い合わせ。重要部分は２重に縫い合わせ強化する。また全面の錠前部分に引っ張りベロも忘れずにつける。
完成と反省
ほぼ完成！ あと、ショルダーベルトだが、やっぱり革漉きと縫い付けが広くなるので、市販のを発注した。
反省点：①口金とそれを包む革との貼り合わせが今回使用したゴムボンドでは、製作途中で剥がれ空洞部分がでしてしまった。調べたらG17が良かったみたい。 ②持ち手はもう少し大きめでも良かった。型紙追加（中） ③側面芯材もう少し上側に移動して、側面下部に別革をコーディネートできるようにする。型紙追加 ④全体を軽量にしたい場合に錠前と持ち手フォルダーを金属から革に変更したデザインのも検討してみる。
小型だが口が大きく開くので、小物がいっぱい入りそう！ これを参考にもう少し大型のダレスバックも作ってみたい。結構しんどかった。 指紋が消えてスマホが反応しなくなる。
ショルダーベルト到着！
