プリーツ網戸 ひも切れ修理

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プリーツ網戸は、アミの部分がアコーディオンのようにスライドさせると折りたたまれたり開いたりする網戸で、幅をとらない網戸です。

網戸を開けた状態だと、狭い窓でも折り畳まれ視界が広く気持ちがいいです。

ただ、壊れると通常の網戸のようにどこでも購入できるものではなく、修理にも技術が必要で高額になると言われています。

構造上、紐(ひも)だけでアミを支えているので荷重がかかり、スライドさせるたびに大きな張力がかかるので紐の強度や摩耗が問題で、5年くらいで交換か修理が必要となると言われている。

今年の夏も網戸を閉めるとき、紐を切ってしまい、ガガガタと崩れた状態になっています。

夏に、網戸なしではつらいので、何とか自力で修復しようと思いました。

枠の取り外し

眺めたところ、とりあえず外してみないとわからない様なので、外すことにした。

枠全体を外すことになり左右側面3本ずつの皿ビスを抜いて枠ごと外さなければならない。外すのに若干のコツがあり上に持ち上げながら、手前に引くと外しやすい。ここまでは案外簡単で、ブルーシートの上に並べて置いてみた。

左が紐が切れたプリッツ網戸、右が正常な網戸。

 

 

紐の通し方を知る

網は畳跡があるし破れもないので、紐を正しい経路に通し、長さを調整できれば修復できそう。

壊れていない同様の網戸を分解して、紐の通し方と長さを調べる。

枠にハメ込まれているカバーを見つけて、片っ端から外していくと紐の経路が段々掴めていく。思ったより大きく回り込んでいて、3本に分かれており、上下の紐はスライド枠の下部で同じ個所に固定されていた。これで上下の貼りの調整をしているようだ。

とりあえず、紙に書き出してみる。

 

紐の選定、購入

元々の紐はポリエステル系の0.8~1.0mmくらいの紐で見た目では製品名は判断できない。

・雨や湿度に強い   ・引張強度が大きい  ・引張強度が大きい・伸びない・   滑りがよい

などの条件を考え ベクトランコード0.8mmを選択。十分余裕をとって、4m×3本で、とりあえず12mを購入してみた。

糸が到着するまでの間、近くのホームセンターから1.25-4.0mmの裸圧着端子を購入(10個入り3袋 写真は無し)

 

経路を間違いないように糸通し

糸の先を接着剤で固めるか、(私は)革製品手縫い針を使って、網をきれいに通しながら糸通しをした。長さは最終的に止める圧着端子の位置が十分調整可能なので、それほど正確にに決めなくてもよかった。

肝心なところは、夢中になりすぎて画像なしでした。(;^_^A

とにかく、資材準備が終了してから、実作業約4時間くらいで無事修復完了。慣れれば早くなりそう。

使い込んでゆるみがでたら、枠をつけたまま、移動枠の方のカバーだけを外して圧着端子の位置をスライドすれば、使い込んでからいつでも調整できます。

新規購入は2万円くらいで、修理が3~5万円(電話業者回答)と言われていたのが、実価格

2千円(ベクトランコードと圧着端子)以下で完了できたのがよかった。

あとは、このベクトラン糸(ベクトランコード)の耐久性が問題だと思う。

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